矯正治療に「コルチコトミー」を併用することで治療期間が短縮可
「コルチコトミー」という外科処置を矯正治療に用いることで、
スピード矯正が可能です。
通常のワイヤー矯正治療にコルチコトミーを併用することで、2年間の治療期間を要した矯正治療が1年〜1年半で終了するケースが多いです。
メリット
デメリット
コルチコトミー(corticotomy)とは、歯槽骨皮質骨切除術と日本語で略され、その特質から巷では、スピード矯正とo言われています。
それでは、実際にどの様な治療法なのかを簡単に説明しますと、メスで歯茎をめくり、歯の骨に切れ込みを入れる外科手術を行い、早く歯を動かす矯正方法です。
外科手術と聞くと、かなり大がかりな手術を想像しがちなのですが、この治療法は、親知らずを抜く程度の簡単な外科的処置なので、約30分〜1時間程度で終わります。
切除量によっては、術後に腫れや痛みが出る場合もありますが、痛み止めを処方しますのでご安心ください。
しかしながら、スピード矯正と聞くと、短期間で矯正が終了すると過剰な期待を持たれる方もいらっしゃいますが、当院では、スピードよりも仕上がりを最優先にしているため、スピードを早めながらも丁寧かつ精密な矯正治療を行ってまいります。よって、スピード最優先ではないということをご理解ください。
STEP 1
患者様の御希望を聞きながら、コルチコトミーについて詳しくお話させて頂きます。 コルチコトミーを併用した矯正治療が可能か否かを診断するために、パノラマX線写真(レントゲン写真)を撮影します。 そして、治療計画を立案するために、セファロプログラム(レントゲン写真)を撮影します。 |
STEP 2
コルチコトミーを併用した矯正治療が可能と診断できたら、上下顎の歯型を採り、模型を作成します。 |
STEP 3
コルチコトミー(歯槽骨皮質骨切除術)を行います。 麻酔をするので痛みはありません。また、手術時間は30分〜1時間程度で入院の必要も無く即日ご自宅にお帰り頂けます。 |
STEP 4
通常の矯正治療を開始します。 インコグニートによる裏側矯正も可能です。 |
STEP 5
約1ヶ月に1回通院して頂き、歯の動きと共にゴムを交換して、徐々に歯列を整えていきます。 歯列が整ったら終了です。 |
矯正治療期間が短縮されることで患者様にとって大きなメリットが御座います。そこで、当院では、多くの方にコルチコトミーを選択して頂けます様、治療費を出来る限り低価格に設定しております。
ちなみに、コルチコトミーを併用した矯正治療歯は、通常の矯正と比べて、手術分だけ費用が高くなりますが、矯正期間が大幅に短縮されることが多いため、結果的にお支払い総額が安くなる場合があります。